昇段級審査による帯色について

白帯

無級

純白のまっさらな色の帯
空手道を始めて一番最初に締める帯。
人間に例えたら赤ん坊です。
これから様々な術を学び、何色にも染まる事が出来るし、吸収する事も出来ます。
基礎を作る一番大事な時期です。


青帯

10・9級

晴天の澄んだ空のような色の帯
覚えた技に少しずつ力が出てくる。
初めて帯の色が変わりやる気も出てくる。
しかし、まだまだ基礎を作る大事な時期。
先生の指導を素直に聞き入れる。

 

黄帯

8・7級

太陽のように元気な色の帯
先輩などの真似をしながら、少しずつ良い動きが出来るようになってくる時期。
青帯の頃よりも指示された動きへの対応が早くなる。
とにかく大きな気合いで元気よく。

 

緑帯

6・5級

森のように心静かな色の帯
技が更に上達し、心に余裕ができ、冷静な判断力が身に付き、自分の周りが見えてくる。
心技体の心が作られる大切な時期です。


紫帯

4・3級

気品高い神秘的な色の帯
これまでの鍛錬によりスムーズな身体操作が生まれる。
無駄な力が抜け、硬さが無くなり、古来武道として簡単に真似の出来ない神秘的な空手道の動きが身に付く。

 

茶帯

2・1級

しっかりとした土台のような色の帯
空手家としての土台が出来てくる時期。
心技体の全てが向上し、黒帯まであと一歩の所まで来ている。
しかし、黒帯を締める為に足らない部分を補うことから、自然と期間が長くなり、ここで耐え切れず諦めてしまう者が多い。
この頃からもう一度空手道というものを自分で考え、理解し、様々な自問自答を繰り返す。
己の力で土から芽を出すことが出来るか試される一番長く厳しい成長期間。

 

黒帯

初段以上

如何なるものにも染まらない色の帯
これまでの鍛錬により何事にも左右されない不動の精神力が身に付く。
そしてここから本当の意味での修行が始まります。
今までは空手道を学ぶ上での準備期間であり、黒帯を締めてからが本当のスタートになります。
武道修行を続ける上で学生は学業や部活動、社会人は仕事や家庭の両立が必ず必要になります。
しかし、それくらいの試練にも耐えられない者は黒帯を締める資格はありません。
今までの経験を試すべく様々な世界に挑み、活かす応用力を身につけ、そして一つ一つ壁を乗り越え、黒帯を締める者としての自覚を常に持ち、更なる人間形成を目指します。


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